初めに住んだコンドは景色のいい部屋でした。大きなゴキブリと、時々急に止まるエレベーターと車の騒音以外は気に入っていました。
その後、引っ越したお家は部屋からの眺めはそこまで良くないものの、屋上が大好きでした。
そして、長い長いロックダウン。家にいる時間がどんどん増えると、救いを求めた先は窓から見える景色でした。引越しのタイミングで、学校やモールからは遠いエリアだけど、とにかく眺めのいい部屋を選びました。後悔まるでなし。今までのどの部屋よりも安く、どの部屋よりも自分にピッタリ🎶
毎日眺めているのに、飽きないこの空の色。私のブログの写真はこれまでどれも色の加工をしていない。そして、この写真たちより実物の方が更に綺麗。
ヘイズというインドネシアの野焼きの煙がマレーシアまでやってくる公害もあります。何年前だったか、物凄くひどい時期も経験しました。学校が休校になる程のもの。それはそれは最悪。綺麗な空ばかりではないのです。
一日中ずっと雨が降り続けることは少なくて、大雨でもいずれ晴れるだろうと洗濯機をオンにします。コロコロ変わる天気には中間があまりなく、まるで自分の性格みたいで親近感が湧く。
今まで何度心を落ち着かせるために、窓の外を眺めたかな。数年前に、ある日突然毎日のように連絡を取っていた大親友を亡くしました。目の前が真っ暗になった時も、何かの間違いでありますようにと空をずっと眺め続けた。しばらくはずっと友人のことを考えていたので、今見返しても悲しげな空の写真が多い。空をもっと見るようになったのはこの頃から。
虹がくっきり見える日も、ピンクの空も、燃えるような赤い朝焼けも、夜になる前の群青色の空も全部が好きです。まだまだペナンに住んでいたいなぁと見るたびに思う。
東京に住んでいた時の空の色をあまり覚えていないのは、見えなかったからではなく忙しすぎたからかな。子供を産んでからは、すっかり都会が苦手になった。やんちゃ息子がいるから、ブログを見てもわかる通り、自然へもっと田舎へそればっかりだったかも。
子供の手が離れたら、また東京を好きになるかな？もっと田舎へ行くのかな。 それはそれでまた楽しみ。
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