何カ国も仕事で移動してきた船乗りの父に、昔ワクワク聞いてみたことがある。「ねーねーどの国が1番好き？どこの食べ物が1番美味しい？」と。
父は、少し考えてから「んーー日本だな」と言いました。
私は予期せぬ答えにガックリ笑
でも、その後にチリも好きだと言っていて私を安心させました。神戸に昔あった（今でもあるのかな？）店内にモアイがいるチリ料理店。父が連れて行ってくれたのですが、随分昔のことなのに凄く覚えている。エンパナーダ（パイ包み）。異国の味がしっかりした事も。店内も日本では無い雰囲気でなんとなく、多分ニオイまで覚えてる。
チリワインというとイメージ的に、ちょっと安いそこまで深みのないワインという私の勝手な印象だったけど、父が「チリワインおいしいよ！」というので、それからはなんだか、美味しい気がしている。
あまり多くを語らない父ですが、私の知らない世界を沢山知っている感じに、いつもどこか憧れのようなものを感じていました。尊敬かな?
うちには父が色んな所から買ってきたものがちょこちょこ色々ありました。チリの地図型の銅?でできた飾りや、本物みたいなコアラ。瓶に入った帆船。表札の他に木に英語で名前が彫ってあるものがあったり。木彫りのパイレーツたち。それに、たーーーくさんの国のコイン。これ見てるのが凄く好きだった。
子供の時の忘れられないこう言う記憶が好きです。
母は昔ニットの先生をしていたり、デザイナーについてショーに出す凄く複雑な物を作っていたりしました。その母が私たちきょうだい3人にお揃いのクリスマスツリーの柄のセーターを編んでくれて（付属でオーナメントがあって😆ツリーに飾れる‼︎今思うと凄く斬新😂）それを着て食事に行ったのも凄く覚えています。ちょっとドキドキしながら素敵なフレンチを食べた事も私の記憶の片隅に今でもしっかり残っている。その時のお魚用のナイフに模様がついていて素敵だった事までしっかりと覚えているから不思議。
母がお料理教室で習ってきたと言う分厚いキッシュは最高に美味しかったし、グレープフルーツをくり抜いたものを器にしたゼリーも大好きだった。
姉と兄と3人で行ったヨーロッパ旅行中のフランスで食べたカヌレとか、スペインのバルで食べたアヒージョとか。めちゃくちゃ美味しいサングリアとか。旅の記憶と一緒に残っているものも。
私の子供たちは逆に、日本食へのLOVEが強くて面白い。日本行ったらあそこで食べたい‼︎回転寿司‼︎‼︎と大騒ぎだし😅 この前ペナンで食べたトンカツが日本を感じさせるらしく、あまりリクエストをしない娘があそこにまた行きたい‼︎とよく言います😄本当に日本ラブで笑える。
食にまつわる思い出のエピソード。どんどん増えて人生が豊かになればいいなっと食いしん坊の私は思います。私の記憶みたいに、子供たちはどんな物を覚えたまま大きくなるんだろ。いつか話すのが楽しみ。
📷写真は内容と関係なしです😅
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