欲しかった写真集を実家宛に注文して、それを母がペナンまで送ってくれました。沢山のおやつとLove♡と共に。あぁ嬉しい。
日本からペナンまでの郵送はEMSで約1週間。
EMSはいつも何故か同じ郵便局員さんが届けてくれます。やたらフレンドリーな元気のいいお兄さん。久しぶりー！元気ー?お母さんから荷物が届いたよー‼︎と笑わせてくれます。
はるばる日本から届いた写真集。Amoeba。
手に取った瞬間から、最近疲れている私を完全に癒してくれる素敵なものだと悟った。思っていた通りかそれ以上。
小さい頃から浮世離れみたいなそんな物語の中で生きていたいと思っていた。組織に属するのがとても嫌で、何者でもない自分の存在を確認できる時が、1番居心地が良かった。例えば異国での一人旅の途中とか。今でもそんな感覚が続いている。
現実世界に呼び寄せられるものより、私の世界の登場人物はもっと遠くていいと思ってる。
好きだなと思える写真集。言葉の隅々に奇跡みたいな愛が転がっていて、居心地がいい。今の私には遠い世界だけど、憧れる。家族の軌跡とラブストーリー。素敵だな。
本を読むことも好きですが、好きな作家さんより好きな写真家さんの方が多いです。写真から伝わるその方の人間性に惹かれる。本よりダイレクトだから。言葉も同じくらい好きだけど。
300 部限定でリソグラフで版を重ね、手作業で多色印刷された写真集。製本も手作業で一冊一冊糸をかがって作られている。最後のページには作者の手焼きプリント付きでした♡ なんだかこの世で一つしかない（300 部だけど、きっとそれぞれ違う）特別感にドキドキしてしまう。
写真のページには薄い薄い紙が挟んであって、シーリングファンを回した部屋で読んでいたらズレてしまった。
夢の中の記憶みたいな写真たち。
私の生活にも切り取って、しまって置きたい瞬間が多々ある。でも、時々そういうこと全てを忘れて退屈したり、当たり前に思ってしまったり。だから読み返そう。何度でも。写真にしなくとも、心の中にちゃんととっておこうと思います。と、そんな事を思わせてくれる愛に溢れる素敵な一冊でした。宝物増えた。
*Amoeba の写真は著作権の問題で載せられないので、写真は私の大切な家族の写真です。
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