犬王の余韻から抜け出せない。
室町時代の琵琶法師たちや能楽師に想いを馳せる。例えば月明かり、灯籠の光、蛍。今よりもっと世界が静かだったはず。もしくは、虫の音が響く。
夜に舞台というか演奏会があったのかは全く知りませんが、月明かりでラブレターをしたためていたとか、これは昔なんだかブリブリした古典の先生が、ロマンスたっぷりで遠くを見ながら自分の授業に惚れ込んだ感じで話していた様を思い出す(悪口じゃないよ😂)そんな風に月明かりを照明に、鈴虫の音は出囃子に、和紙だか布だかを通した蝋燭だとか、もしくは蛍とか。そんな舞台照明演出があったかなと勝手に想像。犬王の鯨のシーン。現代で言うプロジェクトマッピングみたい。あぁ季節も舞台演出の一部よねきっと。最後のシーンは日食の夜だった。
語り継がれた歴史より、その側面のスピンオフ的なものに惹かれる。
政治的圧力で語り継がれる事が許されなかったのなら、きっと私がその場にいたのなら、この秘密を体験できた事、誇りに思うな。墓場まで持っていく忘れられない記憶。うぅー。
友魚の生き方は、曲げられぬ強さ。人として好きだ。本物という感じがする。犬王はある意味プロフェッショナル。私もう一度結末をみたい。娘の方が理解が深かったから。もう一度見たい。
全てにおいて凄く好きな映画だった。
話は逸れるけど、平安繋がり。神戸に住む人なら一度は聞いたことのある噂。神戸電鉄の鵯越をこえたあたり、落武者の霊がよく現れると。書いていてゾクゾクするけど、聞いた当初は、「落武者、電車乗るんや‼︎」と思ったことを思い出しました😅
子供の頃、異常に須磨寺が好きだった。あれは何であんなに記憶にあるんだっけ? これを読んでる母、教えて。不確かな記憶だけど仕掛けがいっぱいあるお寺で好きだった。公園よりも魅力的だったんだけど、この記憶はあっているのかな?
それにしても、あぁいい映画でした。3日連続何かしら犬王のこと書いているなんともしつこい😅
古川日出男さんの”平家物語 犬王の巻” 読みたい。
最後に。やたらとミュージカルアニメと宣伝されているけど、ミュージカルって言葉は全くしっくりこなかった😅
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